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正解でも不正解でもないこと

この勉強法で成績がアップした。志望校に合格した。

だから、勉強の仕方はこの方法が正しい。

 

このような話はいろいろな場面で耳にする。

 

確かにその勉強法で合格したのだから、悪いやり方ではないだろう。

しかし、もしその勉強法を他の受験生に無理に勧めるようなことがあったら。

それは果たして「正しい」といえるのだろうか。

 

ある人がそのやり方で上手くいっても、他の人にあてはまるとは限らない。それで断ると、「これが正しくないとでも言うのか」といった理屈を持ち出す人がいる。

「正解か不正解の2択しか考えられない状態」に他人を巻き込もうとする人のことだ。

 

「正しいこと」であっても全ての人に当てはまるとは限らない。

その「当てはまらない人」が別の方法をとったとしても、「正しいこと」の正しさを否定するものではない。

 
そう、誰かが志望校に合格した勉強法は、「正しい」とか「正しくない」とかいう観点で論ずることではないのだ。単に「誰かが合格した方法である」ということでしかない。

私は別のやり方で勉強する、と言う人が現われたところで、「誰かが合格した勉強法」の価値(笑)には何等影響しない。

正解でも不正解でもなくただの「方法」なのだ。

 

無理に勧めた人はそこのところが理解できないので、「自分の方法が否定された」と勝手に思い込み、感じなくてもいいマイナス感情に自らを放り込むことになる。

自分に合った「別の方法」で勉強する人にとっては、とんだとばっちり。

 

例にあげた勉強法に限らず、いろいろな物事に対し「正解か不正解か」という見方にこだわる人が現われる場面があることだろう。

そんなときに上手く、「正解でも不正解でもない」のだということを伝えられればいいのだが。

 

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