今さらと思わずに注意しておきたいネット情報 1 -ゲームは無料のままなのかー
ソーシャルゲームが流行っている。電車でもスマホ使用者の大半がゲームしているんじゃないだろうか。少し前まで、ネットニュースか、メールか、趣味のショッピングサイトなどを眺めてるのが多かったはずだが。
しかし、ゲームの発展と、より気軽に楽しめる工夫がなされた製品開発の努力の結果により、新たな「ゲーマー」が増えてきつつあるようだ。ある種の中毒性にはまりながら。
なお、ソーシャルゲームとは「SNS」上で提供されるゲームを指し、スマホで出来るゲームと言う意味ではない。
ここらへん、ややこしいです。しかし、はっきりとした線引きが難しい部分もあるようですが。
で、そのソーシャルゲームというのが、単に楽しい面白いだけでなく、問題点もあるということで、つまり「お金がアホほどかかる可能性がある」ということに尽きる。
無料だといっておいて、やり始めるとお金を使わずにいられなくなるシステム、ということですね。何故そういうことになるのか。
最初のうちはチマチマとスマホをいじくる感じでゲームしているんですよ。しかし、弱い敵をプチッと倒していくうちに、だんだんと強い敵が現われますよね。そこも頑張って倒すのですが、さらに強いのが出てくるんです。そしたらこっちも強い武器欲しいですね。
強い武器はお金払えば手に入るのです。もちろん「お金払うんだったら、弱いままでいい」という人もいるでしょう。それならそれでいい。
しかし人間には欲というものがあります。好奇心もあります。ちょっと強くなってみたら楽しいかな、とか思います。
さらに初めのうちは安い金額なのでしょう。ちょっと試してみてもいいかも。
少し強くなったらさらにゲームを進めることが出来ます。進んでいくと次のステージの入り口があります。課金すれば、ステージに進めます。どうしますか。
これは一例ですが、このようにだんだんと課金生活にはまるのですね。ある程度お金を使うと、途中でやめるのが「もったいない」と思います。だからいつまでも課金が続くのです。
少し前に話題になった「ガチャ」もそのようなものでしょう。後一つでコンプリート出来る、と思えば、お金を突っ込みたくなるものです。ヤバイです。マジで。
ソーシャルとは仲間との交流、仲間との交流とは即ち協力であり競争である。
課金してアイテムを増やすことにより新たな交流の機会が得られ、課金して強くなることで仲間うちで最強と呼ばれるようになる。
ゲームの世界の中が、生きがいのある場所。
ゲーム会社は金儲けでやってるのだから、どんどんお金を使わせようと対策を打つのはわかっていること。しかし「なんであんなゲームなんかに・・・」と後で思うほど、そのときは捉われてしまうのも人間が持っている部分。
ゲームと現実との区別をどこに置くのかを、冷静なときに考えておくようにしたいものですね。